物を売るということ、買うということ

私は仕事上
物の売買の現場に関わります。
今は巷に物が溢れていて
薄利多売の傾向にありますが、

最近私はそれとは真逆の現場に
立ち会いました。

その方が扱かう商品は
決して安いものではなく、
生活必需品でもありませんが、
そのお店の方は商品の説明に加えて、
その商品にまつわる想い出を
とても懐かしそうに嬉しそうに話されます。

お店の方と同年代と思われるお客様も、同じように懐かしそうにお話をされていました。
でもたまたま通りかかっただけだった
そのお客さんは悩みに悩んで一度はお店を後にしました。

けれど、やっぱり忘れられないと
引き返して来られました。

商品ももちろん良い物だと思いますが、
そのお客さんはきっと、
そのお店の方から買いたかったのだと
感じました。


こうして文で書いていると、よくある光景と思われるかもしれませんが、お店の方もお客さんもとても嬉しそうで、私はそれの現場に立ち会えて本当に良かったと思いました。

最近はネット販売が主流となりつつあり、
家に居ながらサクッと買い物が出来て
便利ではありますが、
私個人としては
売り手と買い手のこういったやり取りが
なくなってしまうのはとても寂しく、
無くなって欲しくないなぁ
と感じています。


実際私も、作家さんや
その物にまつわる話を聞いたり、
素敵な店員さんから購入した物は、
購入してからも、扱い方が違うというか、
他の物に比べて大事にしようという
意識が違う気がします。


こちらは私が最近買ったお気に入りです♪
CHISAKIさんの帽子です。


古い考えなのかもしれないけど、
私はやっぱりこういった
昔ながらの人と人のやりとりに
携わっていきたいです。

チャンチャン♪


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